いよいよ近づいてきた残クレの最終支払い。
「今乗っている車が気に入っているから手放さずに乗り続けたい。でも一括で支払うのがちょっと厳しい・・・」という方もいるかと思います。
そこで今回は、残クレの最終回支払いで再分割をする際の手続きなどを具体例を交えて解説していきたいと思います。

残クレ最終回は一括払いと分割払いが選択できる!分割時の金利ってどれくらい?



残クレでは、最終回到達時に
①新車に乗り換え
②残価を支払って今の車を乗り続ける
③車両返却をして終了

の3パターンがあるというのはご存知かと思います。


今回は最終回で新車にも乗り換えず、車両返却もしない②のパターンについての解説となります。

左水色

それでは、行ってみよー!



残価を一括返済できない時は「再クレジット」が利用可能



残価を支払って乗り続ける際に、車種によっては100万円以上の残価が据え置かれているパターンが多いため、それを一括で清算するとなると少し厳しいものがあると思います。


その際の救済措置として「再クレジット」という方法があります。
その名の通り、残価分を最長2年で分割して支払うというもので、イメージ的には「中古車を2年ローンで買う」という感じですね。


ですが、「最長2年」という縛りがあるという点では、今まで支払っている金額よりも負担が大きくなる可能性がありそうです。

再クレジットを利用する際の金利はどうなるの?キャンペーン金利は適用される?



残クレは通常のディーラーローンよりも多少金利が安く設定されています。(日産は4.9%、ホンダは3.9%)


基本的に再クレジットで契約をする際に適用される金利は、残クレ契約時に適用された金利での再契約となります。(別途借り入れ時に審査が必要となります)


決算期やモデルチェンジ前などにはキャンペーン金利として1.9%の低金利が設定されていて、非常におトクに新車が買えるということで、

きらり男

そのキャンペーン期間に新車を購入したよ


って人もいると思います。


その場合はどうなるのかというと、その際は通常金利(日産は4.9%、ホンダは3.9%)が適用されることが大半となります。


通常金利に戻ってしまう理由としては、残クレは基本的に「最終回到達時に買い替えることを前提に作られている」からです。
一定期間経過したら買い替えてもらう(新たにクレジットを利用してもらう)ために金利を通常よりも安くしているので、最終回以降も乗り続けてもらう場合はキャンペーンを適用しないという発想は当然かと思います。


最長2年という短い期間で、かつキャンペーン金利が適用されないとなると、負担がさらに大きくなりそうですね。

再クレジットを利用した場合の支払い例をチェック!



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それでは、再クレジットを利用する場合に支払金額がどれくらいになるのかチェックしてみましょう。




例としてセレナ ハイウェイスターVセレクションのメーカーオプション付きでの検証です。


最終回支払い額(残価)は1,317,000円。
これを頭金7,000円、金利4.9%で2年間(24回払い)のシミュレーションをしてみると、月々67,909円となります。
残クレ契約時に支払っていた金額が40,800円だったので、毎月約27,000円の負担増となってしまいます。
1.9%のキャンペーン金利が適用されていたので金利差も大きいとは思いますが、純粋に支払う元金も増えているので仕方ないのかもしれません。


気に入っている車を乗り続けたいと思っていても毎月の負担が増えてしまうのは少々厳しいところがありますね。

分割払いの支払先はディーラー以外でもOK!どこがある?



先ほどのシミュレーションで、残クレを再分割すると2年という短い期間での支払いになってしまうため負担が増えてしまうことが明らかになりました。


ディーラーを窓口にすると家計に打撃となってしまうため困ってしまいますが、少し視野を広げてみると解決策が出てきます。


その解決策とは「借り換え」です。
残クレはディーラーでメーカー系ローン会社(日産フィナンシャル等)と契約をしていました。
ですが、再分割をするときには実はディーラー以外でもお金を借りることができます。


この場合の選択肢は形式上「一括返済」となりますが、その返済に必要なお金は別のところから借りることで解決することができます。


その借りる先としておススメなのが「銀行」です。
銀行ではオートローンの扱いをしているので、そこでお金を借りて残クレを清算し、銀行にお金を返していけばいいのです。
銀行は金利が高いイメージがありますが、最近はゼロ金利政策の影響もあり、非常に低い金利でローンを利用できるのでおススメな方法でもあります。


銀行のオートローンについてわからない点などがあるかと思いますので、解説していきますね。

銀行オートローンの特徴とは?



まずはじめに銀行オートローンの特徴から紹介します。


銀行ローンの特徴として
①金利が安い(最も安いところで1.9%)
②最長10年でローンを組めるので、無理なく返済計画が立てられる

という点が挙げられます。


「金利が安くて支払い期間もある程度融通が利く」
となると再クレジットよりも利用価値がありそうに思えませんか?


少し支払期間が延びてしまっても、残クレとほぼ同じ月々の支払いにできたら今の車を乗り続けることができるはずです!

銀行オートローンを利用する際の注意点、必要な手続きを解説!



いざ銀行オートローンを利用しよう!と思っても、銀行って敷居が高いイメージがありますよね?
実は皆さんが思っている以上に銀行員の人ってフレンドリーで親切な人が多いので安心してください。


ですがディーラーのローンと比較をすると銀行オートローンを利用する際は、

  • 借り入れをする際に必要な書類が多い
  • 審査から借り入れまで時間がかかる

といった点を考慮しなければなりません。


残クレ契約時は印鑑証明と印鑑だけで契約できたかと思いますが、銀行では源泉徴収票など、揃えなければいけない書類があったり、審査に最長1週間かかってしまったりと手間と時間がかかってしまう点は注意が必要です。


銀行オートローンを利用する場合は「少なくとも契約満了の1ヶ月以上前から動き出さなければならない」という点だけは覚えておいた方が良いでしょう。


その他の手続き面で必要なことは、メーカー系ローン会社(日産フィナンシャル等)に「残債照会」や「入金先の確認」をすることを忘れずにしましょう。
それ以外の手続きや、ディーラーの担当者に相談することなどは一切不要ですので安心ですね。

銀行オートローンと残クレ再クレジットを徹底比較!どっちがおトク?



最後に、再クレジットと銀行オートローンの支払額を比較してみましょう。
銀行オートローンの金利は、2.4%で計算をしてみます。
さらに銀行は2年と3年の2パターンでシミュレーションします。

再クレジット 銀行(2年) 銀行(3年)
借入元本 1,310,000円
月々の支払い額 67,909円 55,958円 37,750円

同じ2年間でも金利が半分以下になるので月々の負担が1万円以上も少なくなります。
さらに借入期間を1年延ばすことで残クレ利用時よりも月々の支払いを抑えることができました。


これ以上返済期間を延ばすことも可能ですが、車の耐用年数や平均保有期間を考慮するとトータル8年間のローンが妥当だと考えられます。


「もっと乗るよ!」という方もいるかと思いますが、8年を超えると故障する箇所も出てきたりする可能性が高くなってくるので、8年以降は修理費用の貯蓄をした方が良いと思います。


少し話がそれましたが、銀行オートローンを利用すると負担が軽減されるということがわかったかと思います。

まとめ



残クレ期間終了後は、ディーラー経由で再クレジットを利用することで乗り続けることも可能ですが月々の負担が重くのしかかってきます。
それよりも銀行などのオートローンを利用すると月々の負担を抑えつつ乗り続けることも可能なので、視野を広げてみて検討することをおススメします!

→TOP【2019】残クレ解法バイブル!検討している人も利用している人も!お悩み解消!




残クレ・ローン車を査定するなら、やっぱり大手を含んでいる一括査定サービスの方が断然イイ

一括で査定依頼をしてくれるサイトはいろいろとありますが、売却を残クレやローンの残っている車の売却を検討しているのであれば、なるべく大手の買い取り店を含んでいる方が、最終的な選択肢も増えておススメです。


特に、残価設定型ローンや、ディーラーでのローンを組んでいる場合、査定額が残っている残債よりも低いというケースがあります。


こういった場合に、大手の買い取り店では、残債の不足分の金額を再ローンとして設定できる場合もあります


査定に出したけど、残債の差額が支払えなくて結局車を手放せないという可能性が、あなたにとって一番のマイナスの状態ですよね。


100%ではありませんが、大手の買い取り店を含むことでこの可能性をなるべく低く抑えることができるますよ。


同時に最大10社の見積もりを簡単に取れるので、その中からあなたの希望の条件や、より高い金額を提示してくれた買い取り店で売却を検討することができます。


左黄色

金額に納得できないのでうりませーん。もOK。




もちろん査定額だけだしてもらって、ディーラー下取りの時の交渉材料にしてもいいですね。



今の愛車を少しでも高く査定してもらえれば、あなたの今抱えている多くの悩みが解消できるかと思います。

下取りの査定額から平均18万円アップ。90万円以上アップの例も

現状、車の維持を難しいという人達が、車を売却する際に、かなりの確率で一括査定を選んでいます。


一括査定に申込むと、業者から査定日調整や、参考価格についての連絡がはいります。この時に、相場だけ確認するということでも問題ありませ。


中には、「電話でのやりとりがめんどくさそう」という方がいますが、正直、そいういった方はお金に比較的余裕があり面倒をかけるくらいなら、手軽な方が良いという方がほとんどです。


左ギクリ

査定額がこれだけプラスになるのに、電話が面倒とかどんだけリッチなの??




むしろ、真剣に少しでも高く売却をしたい人にとっては、売却に関する多くの情報を得ることができるので、査定の業者と話をするだけでもずいぶん気が楽になりますよ。


そして、実際に出張で査定にきてもらい、どのくらいで売却することができるかを確認し、より高い値段で買い取っていただくように交渉にも比較的気軽に応じてくれます。


また、すぐに相場を知りたいという人にとっては、情報入力後すぐに大雑把な相場を表示してくれるので、そちらだけでも結構参考になりますね。


以上を踏まえて検討してみてくださいね。


P.S
あなたが、現在どのくらいの気持ちで少しでも高く車を売却しようと考えているかはわかりませんが、お金に余裕があるなら、正直いってディーラーでの下取りが一番楽な選択肢です。



ですが、1円でも高く売却したいと考えている人にとっては、査定を利用して売却することで状況を打開できることもあるので、ご自分の状況を鑑みて利用なさってください。