残価設定ローンこと残クレは途中解約をすることができます。
ただし、デメリットもあるので注意が必要だよ♪
やっぱり気が変わったんだ。
金利がもったいない気がしてきた。
車の維持費が思ったより高い。
あなたの現在の経済状況によってですが、クレジットを組まざるを得なかったということは多いと思います。
何と言っても車両に残価を設定してける分、導入の際のコストと、月々の支払額を抑えることができる点が残価設定ローンのメリットでした。
一方で、経済状況が変わった人にとってはそのメリットがデメリットになってしまう可能性があります。
これから残価設定ローンで契約しようと考えている方。すでに残価設定ローンを組んで実際に乗られている方それぞれに参考にしていただける内容となっています。
残価設定ローンの解約には2通りの方法がある。
- 車を手元に残す
- 車を手元に残さない(=引き払う)
残価設定ローンを解約する方法以上の2通りです。
あなたの状況によって変わるかと思いますので、どちらがよりあなたの状況に合っているか検討してみてください。
それでは、車を手元に残す場合と、手元に残さない場合それぞれについてじっくり確認して行きましょう。
1、車を残したまま残価設定ローン(残クレ)を解約する方法
ここまでは、わかりやすく残クレの途中解約として説明してきましたが、正確に言えば解約することはできません。
実際には、勝手に辞めることはできず、借りているお金を完済することになります。借りていたお金を完済することにより残クレをを終了することができます。
つまり、車を残す場合は、残価を含めた残りの支払い分の完済が必要となります。ここで、気を付けなければならないことは、残価も含めて一括清算が必要になる点でしょう。
完済の方法については基本的に、どのメーカーも同様の流れになります。
メーカーによって微妙に言い回しが違いますが、この完済のことを「早期一括返済」や「早期完済処理」「現金一括返済」と言います。ここでは「一括返済」として解説します。
一括返済の流れ
一括返済するためには、各メーカーの信販会社に連絡を取ることが必要です。
大抵の場合、電話で問い合わせを行えば、一括返済の金額を教えてもらえます。
一括返済を行っている人は実際に意外と多くいるので、気軽に連絡をしてみましょう。
同じことを考えている人が意外にたくさんいるんだね。
オペレーターも日々同じような対応をしてるから安心して!
一括返済時の金額などについて
一括返済を行うことにより、これから支払っていくときに、かかるはずだった金利分の一部を節約することができます。
ですから、一括返済時に必要となるお金は、現在残っている残債分+残価で設定した金額の合計よりも、少ない金額で済みます。
たとえば、毎月の支払やボーナス支払いでの残りの残債分が残り合計80万円。残価で設定した分が60万円であれば、一括返済時の金額は基本的に140万円以上になることはありません。
そして、この140万円という数字は、今後支払う必要があった期間分の金利を含んでいるので、その分の金利が引かれることになります。
ですので、なるべく無駄な金利を掛けたくなければ、購入した日付から、できる限り早く一括返済を行うことです。
正し、注意しないといけない点もあります。それは、支払わなければならなかった金利分の一部を負担する必要が出てくるてんです。残価設定型クレジットの場合、78分法という計算で、その金額が出されています。
詳細な金額はもちろんクレジットをしている会社に聞く必要がありますが、支払う予定だった金利分がすべてゼロになるわけではないため、金額を確認してから、一括返済の手続きをとりましょう。
だれも無駄なお金は払いたくない!
一括返済をするメリットは?
一括返済のメリットは上記で説明したように、支払うハズだった金利分を節約できる点です。
200万前後の車では、金利にもよりますが、残価設定ローンで車を契約すると、一括購入にくらべて15万~20万程度は、支払い総額が多くなる計算です。
しかし、一括返済を行っても実は大抵の場合手数料が取られてしまいます。78分法という計算の後、そこから3割は手数料として引かれることになるため、思ったほど戻るお金はありません。
かならず、一括返済の総額と、これから支払っていく場合の総額を比較してどちらの方があなたにとってメリットがあるかを考慮してから返済するようにしましょう。
また、ここまででお分かりの通り、まとまったお金がある場合には、わざわざ残価設定ローンを組む必要が無いといえます。
一括返済を行うデメリット
一括返済を行うデメリットは、契約の内容によっては、解約に伴う違約金(手数料)が発生する可能性がある点です。違約金については、あまり聞いたことがありませんが、どこのメーカーでも基本的に、早期完済をすることで節約できる利息から、3割が引かれることになります。
契約書に明記されている場合もあれば、ぺら1枚の紙で渡されていることも有りますが、多くの方は知りません。信販会社に電話で確認する際の、金額では、すでにこの3割は引かれた金額となっています。
基本的に最近の契約内容であれば、違約金は無いところがほとんどだと思いますが、上記で説明したように、具体的な金額は必ず、ローン会社へ問い合わせて一括返済の条件などを確認することをお勧めします。
また、基本的に残価設定ローンは、毎月の支出を抑えて車を手に入れることができる仕組みです。
急な出費などで、結局現金がなく、カードローンなどに頼らなければならない状況が、今後生まれる可能性があるのなら、このまま残価設定ローンで月々の支払いを押さえる方が良いという方もいるはず。
ですので、金利分の損得だけでは考えられない側面もあるということを覚えておきましょう。
現在のご自身の経済状況を加味して、現金で残しておく必要があるかよく検討をしてみてください。
すぐに否定する人もいるけど、状況によってはメリットの大きい仕組みなんだなー
そのメリットも状況が合わない人にとっては、デメリットになるんだね。
一括返済についての問い合わせの際の注意点
ここで補足ですが、一括返済を行う際には少し注意が必要かもしれません。それは、購入したディーラーに問い合わせないという点です。
どういうことかというと、ディーラーの担当者に説得されて、一括返済をあなたが辞めてしまう可能性があるということです。
2023/8/2追記
過去には、引き留めをしてくるような業者もあったとのことですが、現在は強く引き留めてくるようなディーラーはあまり無いとのことで、ご指摘いただきました。絶対にないとは言い切れないとのことですが上記訂正いたします。
ローン(クレジット)を組むということは、お金を貸しているのと同じことなので、ディーラー側には利子が入ります。それはそのまま利益につながります。
基本的にディーラー側の真意としては、ローンを組ませたいわけです。それをやめて一括で払うのですから、渋るのも当然です。
ですから、営業の担当を通さずになるべくローン会社に直接問い合わせることがお勧め※注1ですよ。契約した書類に必ず連絡先が書いてありますので確認して連絡を取りましょう。
※注1※いずれにしてもファイナンスに直接確認するのが早いため、上記は修正しておりません。
ちなみにローン会社とは、トヨタならトヨタファイナンス、ホンダならホンダファイナンスなどが有名ですね。
-参考-
お金に余裕のある人が、残価設定ローンを途中で解約しがち!
現在の車には満足しているが、支払い面やその金利などに不満が生まれ残債分を払ってしまいたいという人が、このパターンを選ぶ傾向にあります。
残クレをやめたい人の口コミ
- まとまったお金が入ったので、残債をすべて返済したい
- 金利分を考えると通常のローンよりも十数万高くなるから早く払ってしまいたい
- サービス担当の方に言われるまま残価設定ローンで組んだが自分にはメリットがなかった
などの口コミが集まっています。
(ヤフー知恵袋、価格.com自動車の口コミを参考にしています)
これから残価設定ローンを契約しようとしている人は、上記も含めて検討してみてください。
以上の様に、残価設定ローンでは、車両を手元に残して解約(一括完済)する場合、お金に余裕のある方にとっては大きなマイナスはないということになります。
つづいて、車を手元に残さないで解約をする方法を解説します。
2、車を残さずに残クレを解約する方法
車を残さないということは、あなたは、残価設定ローンで契約した車を引きはらってしまいたいと考えているかと思います。
ローンを組んだ車ですがいろいろな事情があり、途中で手放す人が結構増えているようです。
とはいえ、残価設定ローンで購入した車を手放すことはできますが、あまりおススメはしていません。
残価設定ローンで車を購入した場合、手放すにはそれなりのマイナス面が出てきてしまいます。
マイナスが出たとしても、車を引き払いたいって人も多いよ
もう乗らないのに、お金を払っていくなんて無駄すぎる!
新車が中古車となることがどういうことか理解しよう
細部を省いて簡単に説明しましょう。
※話を分かりやすくするために、以下の例での金額は実際とはかけ離れた額になっていますのでご注意を。
あなたは今日200万円の新車を現金で買ったとします。そして、それを1週間後売却したとしましょう。
そして、仮にあなたの車を買い取った業者は買い取った車を、200万円で売りに出したとします。
しかし、あなたがこの業者に車を売却したときの金額は、販売されている価格の約7割~8割程度の140-160万程度なる可能性が高いのです。
200万で買った車が、200万で売られているからと言って、あなたにその金額が戻ってくるわけではありません。
買い取りをした業者も利益を出さなければならないため、その分あなたの取り分が減ってしまうということになります。
これと同じで、残価設定ローンであってもローンの途中で車を手放す場合、それなりにあなたの現金の持ち出しが必要となるでしょう。
残価設定ローン車を途中で手放す流れ
先ほどの一括返済とは少し流れが異なります。
手放す場合は、あなたが支払う金額は以下の様に算出できます。
- ディーラーなどで現状の車を査定する
- 設定した残価を含めた、残債の総額から、車の査定額を引く
以下で具体的に説明します。
※わかりやすくするために、手数料やメーカーごとに定める規約等は無視しています。
1、車を査定する
一般的にはディーラーに相談をすることになります。
そして、現在載っている車を査定してもらい、金額を付けてもらうことになります。この金額が高ければ高いほどあなたが必要になる現金が少なくて済みます。
ここでは、110万円の値が付いたとしましょう。
2、残債の総額を確認する
たとえば、車両価格が200万円程度の車を、5年の残価設定ローンで契約したと仮定して以下の条件を設定します。
- 1年間乗った
- ボーナス月加算で20万支払い済み
- 月々1万5000円程度支払い済み
- 上記の1年分の合計約40万円は支払い済みとなっている
この場合、車両価格から約40万円を引いた額がざっと残債の総額に近い額になります。この場合は、160万円としておきましょう。
持ち出しが必要な金額を確認する
今回の例の場合は残債の合計額である160万円から車の査定額である110万円を引いて出されるのが、あなたの持ち出しが必要な現金です。この場合は、50万円の持ち出しが必要ということになりました。
このまま乗るか、手放すかをよく考えて
上記の様にみると、マイナス面が比較的大きいことがわかります。ただし、もう乗る人がいない、乗る必要がないということであれば話は別です。
先ほど説明した、200万円の車を5年後の返却日まで所有した場合、残価を40万程度に設定していたとすれば、そこまでに支払う金額は、約160万円にものぼります。
そして、最後には車を返却しなければなりません。
乗りもしない車を置いておき、毎月地道に支払いを行い、5年で160万円も支払って手元には何も残らないということになります。
さらに、上記のお金の流れには駐車場代、税金、自動車保険など諸経費が含まれていません。
ですから、早い段階で現金で50万円を支払うか、5年という年月をかけて160万円を支払っていくかという選択になっているということを覚えておきましょう。
色々な事情があり、車を手放さなければならない苦しい事情がある方も多いと思いますのでよく検討をしてみてください。
お困りの方へ。できる限り持ち出し金額を少なくする裏ワザ
この裏ワザとは、自動車の一括査定のサービスを利用する方法です。
「え、残価設定ローンで購入した車も一括査定のサービスを使えるの?」と思った方もいるでしょう。
ここまでの説明で見てきたように、残価設定ローンを組んだ車を手放す場合には、ディーラーなどで車を査定してもらい、現在の車を買い取ってもらう形で残債を減らすことになっています。
この時に注意しなければいけない点は、ディーラー1社の査定額で本当に大丈夫かということです。この視点が無いと、「何十万円も損をしてしまう可能性」が生まれます。
自動車の一括査定のサービスを利用することで、ディーラーの査定額の数十万円も高い金額が出されているということは、ご存知の方も多いはずです。
査定だけなら無料ですし、本当に困っているのであれば、利用しない手はありません。
残価設定ローン車を一括査定する際の注意点
一括査定を利用することで、数十万円も高い金額を引き出せる可能性があることをお伝えしましたが、1点注意が必要です。
それは、中には、残価設定ローン車の買い取りを扱っていない業者もあるという点です。
現在の車を査定してくれるかどうかよく調べて利用してみてください。
最近は一括査定のサービスを調べると、かなりの数がでてくるので少し選ぶのに苦労するかもしれませんが、少しでも高く売るためだと思いましょう!
車を手元に残さずに解約する人はどんな人?
残価設定ローンを組んだけど、車を引き払いたい人の口コミから理由をまとめました。
- 契約を開始したときの経済状況から一変した
- 年金暮らしの両親の環境が変わり車が不要になった
- やっぱり、別の車に乗りたくなった
- お金に困っており、カードローンに借り換えてでも車を手放したい
残価設定ローンを組む際にも参考になるのではないでしょうか。
くれぐれも残価設定ローンを組む際は慎重に。そして、これから解約したいという人もどうぞ慎重に検討してみてください。
→TOP【2019】残クレ解法バイブル!検討している人も利用している人も!お悩み解消!
残クレ・ローン車を査定するなら、やっぱり大手を含んでいる一括査定サービスの方が断然イイ
一括で査定依頼をしてくれるサイトはいろいろとありますが、売却を残クレやローンの残っている車の売却を検討しているのであれば、なるべく大手の買い取り店を含んでいる方が、最終的な選択肢も増えておススメです。
特に、残価設定型ローンや、ディーラーでのローンを組んでいる場合、査定額が残っている残債よりも低いというケースがあります。
こういった場合に、大手の買い取り店では、残債の不足分の金額を再ローンとして設定できる場合もあります。
査定に出したけど、残債の差額が支払えなくて結局車を手放せないという可能性が、あなたにとって一番のマイナスの状態ですよね。
100%ではありませんが、大手の買い取り店を含むことでこの可能性をなるべく低く抑えることができるますよ。
同時に最大10社の見積もりを簡単に取れるので、その中からあなたの希望の条件や、より高い金額を提示してくれた買い取り店で売却を検討することができます。
金額に納得できないのでうりませーん。もOK。
もちろん査定額だけだしてもらって、ディーラー下取りの時の交渉材料にしてもいいですね。
今の愛車を少しでも高く査定してもらえれば、あなたの今抱えている多くの悩みが解消できるかと思います。
下取りの査定額から平均18万円アップ。90万円以上アップの例も
現状、車の維持を難しいという人達が、車を売却する際に、かなりの確率で一括査定を選んでいます。
一括査定に申込むと、業者から査定日調整や、参考価格についての連絡がはいります。この時に、相場だけ確認するということでも問題ありませ。
中には、「電話でのやりとりがめんどくさそう」という方がいますが、正直、そいういった方はお金に比較的余裕があり面倒をかけるくらいなら、手軽な方が良いという方がほとんどです。
査定額がこれだけプラスになるのに、電話が面倒とかどんだけリッチなの??
むしろ、真剣に少しでも高く売却をしたい人にとっては、売却に関する多くの情報を得ることができるので、査定の業者と話をするだけでもずいぶん気が楽になりますよ。
そして、実際に出張で査定にきてもらい、どのくらいで売却することができるかを確認し、より高い値段で買い取っていただくように交渉にも比較的気軽に応じてくれます。
また、すぐに相場を知りたいという人にとっては、情報入力後すぐに大雑把な相場を表示してくれるので、そちらだけでも結構参考になりますね。
以上を踏まえて検討してみてくださいね。
P.S
あなたが、現在どのくらいの気持ちで少しでも高く車を売却しようと考えているかはわかりませんが、お金に余裕があるなら、正直いってディーラーでの下取りが一番楽な選択肢です。
ですが、1円でも高く売却したいと考えている人にとっては、査定を利用して売却することで状況を打開できることもあるので、ご自分の状況を鑑みて利用なさってください。