新車を購入する際には、車の総額ももちろんですが、月々の支払額が気になるものです。


車の買い替えタイミングに差し掛かり、気に入った車種のシミュレーションをしてみて愕然とすることってよくありますよね。あなたもそのような経験はありませんか?

ポイント!

  • どうせ乗り換えるなら、自分の好みの車に乗りたい
  • だけど、予算を考えると月々6万とか正直キツイ



などなど、ほしい車種を物色している段階で実際に購入した後の自分を想像してニヤニヤしてしまいますが、実際の見積もりを出して、奥さん旦那さんと相談しているうちに、背伸びするなとか、現実的ではないとかいわれ、妥協妥協、、、


そうこうしているうちに、最終的には無難で、当初選択肢から外していた車に結局乗っていたなんてことも。


ノアじゃなくてアルファード乗りたい!


とか


エクスファイアじゃなくてヴェルファイヤーに乗りたい!


なんて声が聞こえてきそうです。


ということで、今回は、結局ほしい車に乗れませんでしたでは夢が無いので、


多少背伸びをしでても欲しい車に乗るために、月々のローンの返済額を抑える方法をお伝えしていこうと思います。


夢を見つつあくまで現実的に考えていきましょう。


左水色

これから10年とか乗る可能性があるなら、好きな車に乗りたい!



月々の支払い金額をなるべく下げるための方向性とは?

最初に考えておきたいことは、どうすれば月々の支払金額を抑えることができるかを考えることが必要です。この時に、大切なことは、ここでは総額にはあえてこだわらないということです。


今回の記事では、あくまで自分の好みの乗りたい車に乗るということが目標なので、月々の支払額を下げることができれば、最終的な総支払額が高くなっても良しとします。ま、限度はありますが。


こうやって考えると、以下の方法が考えられます。

ポイント!

  • 支払回数を最大回数にまで伸ばす
  • できるだけ多く頭金を入れる
  • 残価設定型のローンなどを組む
  • カーリースを利用する



などが挙げられます。それぞれざっと見ていきましょう。

左水色

意外に方法はありそうだね。

支払回数を最大回数にまで伸ばす

月々の支払金額を抑えるために一番簡単な方法が、支払回数を伸ばすことです。年で考えれば、一般的には3~5年ローンを組む方が多いかと思います。


シミュレーションなどでも、5年ほど組んでみて現実的ではない金額が出てきて、欲しい車のグレードを下げた方もいるかと思います。


しかし、ディーラーや、銀行のマイカーローンでは、あまり聞かないかもしれませんが5年以上のローンも普通に組むことがきます。


たとえば、ディーラーのローンであれば、

ポイント!

  • トヨタは最大8年(96回)
  • ホンダは最大7年(84回)
  • マツダは6年(72回)

となっています。ですから、最長の契約で購入すれば5年で計算したときの7掛けほどまで月々の支払いをおさえることができます。
が、ここは金利との相談になってくるかと思います。


特に、トヨタのディーラーローンの金利は非常に高く、その年利は約8%ほどです。ホンダなどは、キャンペーンなどを利用すれば半分の4%前後で購入することができるので、金利が高いディーラーで最長のローンを組む場合は注意が必要です。


ですから、理想的なローンとしては、

ポイント!

  • 金利が安くて
  • 支払期間を長く設定できる



点が非常に重要になってきます。「そんなローンなんてあるのか?」と思われる方も多いかと思いますが、実はあります。

銀行のマイカーローンは金利も安いし最長10年♪完璧、、、、?

銀行のマイカーローンは、若しかしたら、あなたの希望にぴったりマッチするかもしれません。なぜなら、

ポイント!

  • ディーラーに比べて金利が低い
  • ローンも最長10年組める



というメリットがそろっています。

右ピンク

銀行のマイカーローン最強説!


ただし、すべてが完璧というわけではありません。もちろんマイカーローンにもデメリットがあります。
それは、

チェック

  • ディーラーに比べて審査が厳しい
  • 審査に時間がかかる
  • ディーラーに比べて始めるまでが手間



といったものです。ディーラーで組むローンは、ある程度店舗の偉い人や営業成績の良い人であれば、ディーラー内で交渉して、ローンを通してくれることも有りますが、銀行のローンではそうもいきません。


仮に審査に落ちてしまい、結局ディーラーでローンを汲むことになる方もいますので、そういった話を聞くとちょっと面倒だなと思われる方も多い様ですが、比較的安い金利で長期のローンを組めるメリットはかなり強力ですので、時間的に余裕がるのであれば、是非検討の一つに入れてみましょう。

残価設定型クレジットを利用する

続いての方法は、残価設定型クレジットを利用するというものです。残クレという名称を聞いたことがあるかとおもいます。自動車の購入のハードルを下げるのに一役買っているクレジット方式です。


ディーラーで組むローンではあるのですが、通常のローンとは異なり、「残価」を自動車に残します。


例えば、200万円の車を購入したとしたときに、通常のローンであれば200円+金利分でローンが組まれます。一方残クレはというと、最初に、200万円のうち、自動車に50万円分の残価を残しておくことができ、月々の支払に関しては150万円+金利分の支払いとすることができます。


つまり、見かけ上の総額が下がるので、月々の金額を下げることができる、つまり、自分の予算よりもグレードの高い車種を選べるようになるということです。


ただ、便利な残クレですが、デメリットもあります。残クレのデメリットとは、

ポイント!

  • 支払総額が、通常のローンよりも高くなる傾向がある
  • 支払最終回で、クルマを返却するか、買い取る必要がある

という点です。


最終的に車を手元に残すことを考えた場合は、総額が大きくなります。車種にもよりますが、一般的なファミリーカーであれば通常のディーラーローンに比べて十数万円ほど総額が高くなります。


これは、残クレの仕組み上しょうがない事なのですが、通常のローンの場合、毎月支払うごとに金利のかかる元本が減っていくので、金利として発生する金額が減っていきます。


一方の残クレの場合は、残価で残している部分にも金利がかかるうえに、この残価分に関しては、支払っていっても元本が減らない仕組みになっているため、金利が多めにかかってしまうため、支払い総額でみると高くなる傾向にあります。


ただ、どのようなものにも、トレードオフの関係があるため、「月々の支払い金額を低く設定できるから車を購入できた」というあなたにとっての付加価値の分総額が高くなっていると解釈すれば、人によっては、非常に便利な仕組みです。

残価設定型クレジットはどんな方式?

残価設定型クレジットでは、残価を設定する代わりに3-5年後の最終支払いの際に、クルマを手放すかまたは、残価で設定して残しておいた金額を支払いってそのまま乗り続けるかを決める必要があります。


毎月の支払金額を減らすことができますが、3-5年の契約期間後に、選択を迫られるわけです。この残クレを最大限にお得に利用する方法は、3-5年のタイミングで、その車を返却し、新たに残クレを組むというものです。


最終的に、購入した車を廃車にするまで乗り続けるつもりであれば、現金一括で購入すべきでしょう。

カーリースを利用する

月々の支払いを抑えるという意味では、

できるだけ多く頭金を入れる