※今回は日産を参考にしていますが、以下の内容はどのメーカーにも当てはまる内容になってます。
「新車を買いたいけど予算が少なくて・・・」といったことに悩んでいる方もいるでしょう。
最近巷では、
残クレを利用すると月々の支払金額が抑えられてお得に買うことができる!
なんてことを耳にしたり聞いたりすることが多くなってきました。
ですが、「残クレってお得だって聞くけど、どのような物だかわからない」とためらっている人も多ようです。
そこで今回は、残クレの概要と通常のディーラーローンとの比較をして残クレについて勉強をしてみましょう。
ディーラに行くと一度は残価設定クレジットを薦められるよね。
残クレってどんなクレジット?
それではまず最初に、残クレってどのような支払い方なのか、という点について説明します。
残クレは、3年、4年、5年の中で支払期間を決めて、それぞれの最終回に前もって予想された価値(残価)を最終回に据え置いてローンの支払いをするというものです。
この残価というものは、車種やグレードによって決まっています。
どう決まる?日産の残クレの残価率!契約年数や車種による違いを徹底解説!
なぜこの残クレがお得になるのかというと、支払い期間の最後まで据え置かれた残価を支払わなくてもいいため、月々の支払金額が抑えられるのです。
残クレなら月々の支払額を抑えることができます!
例えば300万円の車を買うとします。
この車の5年後の価値(残価)が100万円だとすると、
残クレで59回支払う金額は200万円です。月々に分割すると3万389円です(金利を考慮せず)
通常のディーラーローンだと300万円を60分割して支払いますよね?その場合の支払金額は5万円です。
300万円の自動車を購入する場合、
- 残クレなら月々約3万
- 通常クレジットだと月々5万
ということになります。
このように、残クレは通常のディーラーロンに比べて、月々の負担を大きく減らすことができるため、無理なく自動車を利用することができるという点が残クレの大きなメリットと言えますね!
ただ、ここまで読んで、
「あれ?その据え置かれた100万ってどうするの?」
って疑問に思われた方もいるのではないでしょうか?その指摘はとても重要点ですので、つづいてはこちらについても解説しておきましょう。
残クレで、最初に据え置かれた金額分はどうするのか?
残クレの場合、最後の支払い時に3つの選択をすることができます。
それは、
- 乗り換え
- 買取り(一括返済)
- 返却
の3つの選択肢となります。このうち、
乗り換え、返却を選択した場合据置にした100万円を支払う必要がありません。一部返却の際の条件がありますが、それにかかる方は多くありません。
つまり、残クレは最終回到達時に「新たな車を買うか、車を返却する」という選択をすることで、トータルの支払金額も抑えることができるという画期的な支払い方法なんです!
さらに、これを言い換えれば、残クレの最大のメリットは「普通のローンだと手の届かない上位グレードの車が買える」ということになります。
予算オーバーになってしまっていた憧れの車もお得に買えてしまうのであれば、これを利用しないという選択はないでしょう。
ただし、3-5年後に車を手放す予定がなかったり、新車に買い替える予定がない場合、つまり乗り続ける場合にはあまりお得にならないことがあるので、注意が必要です。
支払い最終回の流れ!返却の場合、手元に残す場合の手続きや注意点は?
月々の支払い金額で、あきらめることってあるよね。。
通常のディーラーローンと残クレを比較してみよう!
それでは比較のために、通常クレジットと残クレのローンの実際の数値を参考にしてみましょう。
比較に用いる車種!
・セレナ
・グレードはハイウェイスター Vセレクション
※わかりやすくするために車両本体価格のみでの試算です。
オプションや税金関係などの諸費用は算定に含みません。
金利ですが、通常のディーラーローンはディーラーによって違いがありますが、今回は5.5%でのシミュレーションです。
残クレは日産の標準金利の4.9%でのシミュレーションしていきます。
比較の表を見ると、やはり残価が据え置かれている分、残クレは月々の支払金額をグッと抑えることができますね。
同じ車を買うとしたら、一度通常のディーラーローンと残クレの支払金額の比較をしてみるとその価格差に驚かされると思います。
車種やグレードによっても、残クレで月々の支払額が抑えられる度合いがかわるんだよ!
残価率が高い方が、かなり月々の支払額をおさえられるのよ。
どう決まる?日産の残クレの残価率!契約年数や車種による違いを徹底解説!
残クレ利用に向いている(得する)人と向いていない(損をする)人って?
残クレの特徴とメリットがわかったところで、どのような人が残クレ利用に向いていて、どのような人が向いていないのでしょうか。
その違いを分けて解説します。
どれけ便利でも、アナタの金銭面での状況にあってなければ”ムダ”ってこと!?
◎残クレ利用に向いている人
最初は残クレを利用するべきともいっていいくらい、残クレの利用に向いている人です。
- 分割払いで新車購入を検討している
- さらに、車を買う予算に限られているが、買いたい車がちょっと高額である
以上のような人には残クレの利用が向いていると言えます!
最近は車が高性能化していたり原材料の鉄の値段が高騰してきていたりするので車の価格そのものが高額化してきていますね。
それもあってか、年々残クレ利用する人が多くなってきているんですよ。
それ以外にも「残クレの期間後(3~5年後)にライフスタイルが変わる人」にとっても残クレの利用が向いています。
例えば、
「現在お子さんが小学校中学年で、一緒に出掛けることが多いから今は大きい車が良い。だけど残クレが終わる中学校2、3年生以降は一緒に出掛けることが少なくなるだろうからそんな大きい車は必要ないかなぁ~」
といった人にとっても残クレを使った方がお得に車を乗ることができますよ。
残クレを使うと損をする人( ;∀;)
次に残クレ利用に向いていない、すなわち損する人についてです。
これは非常にシンプル!
- 「現金一括支払いする余力がある人」
です。このような人にとっては
分割払いをするメリットは全く感じられません。
特に残クレは「残価を据え置くことで通常のディーラーローンよりも支払う利息が多くなる」ので、もっとお勧めできません。
同じ5年で買い替えるのであれば、現金で新車を買って買い替えの際に下取りに入れて車を買う方がよっぽど経済的です。
最近口コミでよく見るものとしては、現金で一括で支払えたのに、「お得だから」という情報だけが耳に残ってしまい残クレを利用して、一括払いであれば支払わなくて済んだはずの金利分を損してしまったというものです。
ですから、自分の状況を加味して判断することが非常に重要となってきます。
ここまで読んでくださっていれば、大丈夫ですね♪
”お得”ということばは、”誰にとって?”がマッチして初めて成立するんだね
残クレを利用するならキャンペーンを狙うべし!その理由は?
月々の支払金額が抑えられて予算が限られている人でもお得に新車を買うことができる残クレですが、金利が優遇されるキャンペーンが行われる場合があります。
通常4.9%の金利が、キャンペーンになると3.9%、2.9%、一番低いときで1.9%のキャンペーン金利になったりもします。
参考までに1.9%特別低金利キャンペーンを行っているときのセレナの支払いシミュレーションをしてみましょう。
比較をしやすいように先ほどのシミュレーションと全く同じ条件でシミュレーションします。
上記の表のとおり、4.9%の時の毎月の支払額が27,500円ですが、これが1.9%になると月々6,500円も安くなります。
6,500円×58回だと377,000も安いんです!
この差額でグレードの高いナビを入れることもできますし、旅行に行ったりもできると思います。同じ車を買ってここまで総支払額が変わってしまうのなら、絶対にキャンペーンが行われている時期に車を買った方がお得ですよ!
ちなみに、このキャンペーンは不定期に行われていますが、
基本的には9月と3月の決算の時期に合わせて行われることが多いです。
最近のキャンペーンだと、1~3月や7~9月といった感じですね。
さらにモデルチェンジ前の車種などで突発的に行われたりもするので、折り込みチラシやホームページでの確認をおススメします!
キャンペーン中だったら善は急げだね!
【まとめ】
残クレ利用の前には自分に合っているかしっかり確認を!
新車を買う時、予算が限られているようだったら残クレを利用することをお勧めします!最後に復習をしておきましょう。
残クレに向いている人は
- 車を購入する予算が限られている人
- 残クレの期間後(3~5年後)にライフスタイルが変わる人
でしたね♪
逆に残クレに向いていない人は、
- 現金一括で購入できる余裕がある人
でした。
そして残クレはキャンペーン金利が適用できる時期に購入することで最大限に残クレの効力が発揮されますよ!
先ほどのセレナの例で言えば、キャンペーン中の残クレと、通常期の残クレ、通常ローンのクレジットを比較すると月々の支払は以下のように変わります。
キャンペーン中だと約半分の負担になることだってありますので、活用するしかないですよね!以上のことを踏まえて、残クレの利用はしっかり検討してみてくださいね!
→TOP【2019】残クレ解法バイブル!検討している人も利用している人も!お悩み解消!
頭金がない?安く買う努力より、今の車を高く売る方が簡単かも?
新車購入前に、
- 値下げ交渉をする
- 月々の支払を何とか抑える
- なるべく現金を残しておきたい
と考えている人が多いのではないでしょうか?新たに車が必要となったり、生活環境の変化などで車の買い替えが必要になる時って、お金の問題がどうしてもついてきますよね。
あなたもそうかもしれませんが、新しい車を”お得に買う”という所に目が行きがちです。ですが、、、
ちょっと視点をかえてみよー
買い替えなら、今の車を少しでも高く売ることを考えてみては?
実は、実際には新車を値引きしてもらうのって結構難しいことです。結局はオプションを付けてもらうなどして、実質的な値引きは難しいです。
だからこそ、残価設定型ローンなどなるべく月々の支払額を押さえられる方法などを選択しているのだと思いますが、一番効率的に支払い額を押さえられるのってやっぱり今乗っている車の売り方だと思います。
たとえば、一括査定を利用すると、下取りの査定額よりも平均18万円も高く車を売却できます中には90万以上も高く売却している例もあるので、知らずに下取りに出すなんて損すぎますよね。因みに査定は無料です。
これだけいけば頭金になるね♪
一括査定の利用の仕方は?45秒の入力で、相場もすぐにチェックできる
一括査定のサービスもいろいろありますが、一番便利なところでは情報入力後すぐにあなたの車の相場がわかるようになっています。
ディーラーの担当者に話を聞くと、最近では下取りをする人よりも、買い取り店などで売却を選択する人がかなり増えているということを耳にします。
店舗や地域によっては、体感的に、下取りよりも買い取り店などでの査定を依頼する人が多いということろもあるくらいだそうです。
新車を買うなら、とりあえず購入先で今の車は下取りをしてもらい、差額を引いてもらおうと考えていると、知らないうちに数十万円の車の価値を見逃しているということも起こりかねないので、注意してくださいね。
愛車の相場を確認してみる→
たいした手間じゃないし、ためしてみるか。
そんな気楽な気持ちでいいわけ?
大丈夫だよ。”試し”に無料見積もりをしてもうつもりが、思いがけない金額がでて、売却という人がかなりたくさんいるみたいだからね。
納得できなければ、売らなくてもいいわけね。
そーゆーことー
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