新車を買うこと、それは人生における高額な買い物のひとつ。
1台数百万円もする買い物だから、ニコニコ現金一括払い!なんて難しく、ローンを組んで買う、という人が多いと思います。


一口にローンといってもディーラーでの通常ローンや残価クレジット(残クレ)があったり、銀行でオートローンを借りたりと様々な選択肢があります。


そこで今回は、ディーラーでの通常ローンと残クレ、銀行のカーローン。
それぞれの特長とメリットとデメリットを徹底比較し、支払金額もシミュレーションした上でどれが一番お得なのかを解説したいと思います。


右ピンク

実際のところどーなの!?

ディーラーの通常ローンの特徴とメリット・デメリット

まず最初はディーラーでの通常ローンについての解説です。この買い方は一番オーソドックスな買い方と言えるでしょう。


特筆すべき特徴はありませんが、最小で1回、最大で84回の分割支払いが出来るので、ライフプランや支払い金額に合わせた回数を選択できることがポイントとなります。

ディーラーローンのメリット

右青

楽ちんだからついつい利用したくなる!

車を購入する窓口とお金を借りる窓口が一緒

ディーラーローンの最大のメリットは何といってもお手軽なところです。


買う車が決まったら、お金を借りるための審査や借り入れの手続きが同じ窓口(購入するディーラー)で一本化出来るのは非常に楽な点だと言えます。何よりも担当者も同じ営業マンなので、車の装備を選ぶ段階からすべてを相談できるので安心です。

揃える必要のある書類が少ない

これもディーラーローンの強みといえます。審査の際には氏名や生年月日、住所、勤務先、年収、免許証の番号を記入するだけで済みますし、年収を証明するための書類(源泉徴収票など)を提出する必要もありません


唯一必要なのは住民票印鑑証明ですが、これはコピーで代用できるので、新車の登録に必要な書類とセットで考えられるのが良いポイントです。

審査が早い

ディーラーならではのメリット審査の速さです。


ディーラーの営業時間であれば即日で審査の結果が分かります。早い人だと審査のデータを送信してから5分でOKの回答が来るといった事例もあるほどです。


ローンの審査というと時間がかかるイメージがありますが、これは驚きですね。

ディーラーローンのデメリット

左故障車

これはいただけない

金利が高めに設定されている

ディーラーローンを利用するうえでは、金利が最大のデメリットでしょう。


審査に通りやすく手間がかからない上にスピーディ、となるとやはり金利が高めに設定されています。一般的な相場は5%~6%くらいの金利となっているようです。キャンペーン等で低金利になったりもします。


左ギクリ

手続きが手軽になる代わりに、十数万円を支払うようなもの!?

借り入れ期間中は所有権が留保される

購入する新車を担保としてお金を借り入れするので、完済するまでは車検証上の所有者が「購入するディーラー」となります。車検証を見ると「ディーラーでローンを組んでいる」と一目でわかってしまうのがネックですね。

繰り上げ返済できない

住宅ローンなどでは、まとまったお金が入ったら返済期間を短縮したり月々の支払いを抑えられるように繰り上げ返済が出来ますが、ディーラーローンはそれができません。できるのは「早期一括返済」のみなのでちょっと自由度に欠けますね。


さらに、繰り上げ返済ができないために、元金を減らすことができないため、高い金利と相まって、相当な額の金利分を支払わなければなりません。


左スリップ

繰り上げしてドンドン返すつもりだったのに

通常のディーラーローン(通常クレジット)を使った支払い例

通常クレジットの特徴とメリット・デメリットがわかったところで実際の支払いはどれくらいになるのかをシミュレーションしてみましょう。


車種はエクストレイル、グレードは20Xi(4WD)、メーカーオプションナビと諸費用だけの費用をもとに計算してみます。



金利は私がディーラー時代に顧客に案内していた金利5.5%で計算してみます。

各種項目 データ
車両本体価格 3,291,840円
諸費用 238,289円
合計 3,530,129円
支払い回数 60回均等払い
頭金 30,129円
クレジット所要資金 3,500,000円
金利 5.5%
分割支払額 66,854円
支払利息 511,244円
支払総額 4,041,373



金利って数パーセントがとても大きいですね。諸費用等ででる端数を3万円少々頭金として計算しています。


借りたお金は350万円。5.5%の金利で、5年間の支払いとなります。それでなんと、50万円分以上が金利ということになります。


これが、1%下がるだけでもずいぶん金額が変わってきますよ。例えば、1%低い4.5%なら、利息分の総額は415,034円、支払い総額3,915,034円となり、10万円安くなる計算となります。


キャンペーンなどをやっていれば利用しない手はありません。


金利といえば、ディーラーは残価設定型クレジット、通称残クレを勧めてくることがよくあります。残価というものを車体に残すことで、月々の支払いをしっかり押さえることができるという触れ込みのクレジット(ローン)となっています。

残クレの特徴とメリット・デメリット

それでは残クレの詳細を見ていきましょう。


この買い方が出てきたのは10年くらい前。最初は浸透しなかったですが最近はこの買い方で新車を買う、という人が多いと聞きます。


3年、4年、5年の中で支払期間を決めて、それぞれの最終回に前もって予想された価値(残価)を最終回に据え置いてローンの支払いをするというもの。そしてその最終回には「乗り換え」「買い取り」「返却」の3パターンから選ぶというもので、通常クレジットより月々の支払いが抑えられるという特徴があります。

残クレを利用するメリット

それでは、残クレのメリットを確認してみましょう!

最終回に一定の金額を据え置かれているため月々の支払いを抑えられる

これが最大のメリットでしょう。
例えば300万円の車を買うとして、通常クレジットで5年均等払いで買うと月々50,000円(金利は考慮せず)。一方残クレで買うと、5年後の残価が100万円の車だとしたら60回目に100万円が据え置かれて残り200万円を59分割するイメージになります。となると月々の支払いは約34,000円となります。この時点でお得に感じますよね。で、もし乗り換えたり返却するなら最終回の100万円は免除されるのでトータルの支払額は安くすることが出来ます。

金利が通常クレジットよりも低めに設定されている

金利は、残クレが選ぶ上で高いポイントにもなっています。前述しましたが、通常クレジットは一般的な相場で5%~6%くらいの金利が設定されていますが、残クレは通常が4.9%、キャンペーンになると1.9%以下になったりもします。この差はかなり大きいですよ。

残クレを利用するデメリット

つづいてはデメリットをご紹介していきます。

支払最終回に制約がある

残クレの最大のデメリットはこの制約です。設定されている走行距離を超えたり、基準以上の傷や凹みがあったり、事故によるフレーム修復があると車両の返却ができない(=最終回の高額な支払いをしなければならない)という決まり事があるのです。

最終回支払い時に買い取りを選択をすると高額な出費となる

気に入ったから返却せずに乗り続けたい、こう思う人もいると思います。


そうなると最終回に高額な据え置き分を支払わなければなりません。分割での支払いもできますが、期間が短くなってしまうので自ずと月々の負担が大きくなります。


現金での一括払いができる余力があり、かつ最終的に車には廃車まで乗り続けるつもりではれば現金一括の選択肢が一番良いでしょう。


金利が低いからお得そうだけど??

残クレを使った支払い例をとって実際の金額をみてみよう!

では、先ほどのエクストレイルと同一車種、同一金額で買った場合のシミュレーションをしてみます。
結果は以下の通りです。

各種項目 データ
車両本体価格 3,291,840円
諸費用 238,289円
頭金 30,129円
クレジット所要資金 3,500,000円
金利 1.9%(キャンペーン期間のみ)
初回分割支払額 45,488円
2回目以降分割支払額 40,300円 × 58回–
最終回部活支払額(据置額) 1,349,000円
支払利息 231,888円
車に乗り続ける場合の総額 3,993,905円


残クレの水準と、ディーラーの水準はほぼ同じで、最終的な支払合計金額は約400万円となっています。


残クレの場合は乗り続けずに、新車に乗り換えるという選択肢も用意されています。その場合はもちろん据え置きの金額が不要になりますので、通常のローンよりも月々の引き落とし額を抑えて乗り続けることができます。


ただし、この方法の場合一向に車が自分のものにならず、ローンを払い終わることがないため、残クレをカーリースに見立てて説明する人もいるくらいです。


しかし、これは特別金利中である金利が1.9%の時の話です。一年中やっているわけではありません。これが、金利4%台だったら、月々の支払総額を抑えるのも少し難しくなってきます。残クレについてはキャンペーン以外では手を出さない方が無難でしょう。

ディーラーのローンのまとめ

ディーラーが提供しているローンは、通常クレジットと、残価設定型クレジットでした。
両者を比較すると、特別金利中である金利が1.9%の時であれば、最終的に車に乗り続けるということをかんがえても、残クレが5万円ほどお得でした。


残クレは、期限がきたら新車に乗り換えるのも楽々なので、特別金利の時であれば利用するのも良いでしょう。ただし、最終支払いで100万以上の支払い額が必要となりますので、毎年その分しっかり積み立ててお金を用意することも忘れずに。


左水色

残クレは金利次第で武器になるね

銀行ローンの特徴とメリットとデメリット

最後は銀行ローンの解説です。


銀行=敷居が高いイメージですが、実はそんなことはありません。
超低金利時代ですから、かなりおトクになっているのです。少し手間がかかりますが、その分の恩恵を受けられます。皆さんが銀行のローンに抱きがちなデメリットは以下のようなものではないでしょうか?

銀行ローンを利用するよくあるデメリット

審査に時間がかかり、必要な書類が多い

銀行ローンのデメリットはこれと言ってもいいでしょう。ディーラーのように審査に即日回答、というわけではなく、最短でも3日、長いと1週間はかかります。


更に、源泉徴収票などの書類も追加で必要になったり、支払い用の口座を開設しないとならない(もともと借りる銀行の口座を持っていれば不要)などどいった手間がかかります。

左水色

車を買うのも一苦労なのに、ローンの申請も大変そう

銀行の窓口に複数回行かなければならない

これもネックになる部分ですね。平日朝9時~15時という限られた時間に来店しないといけないのは土日休みの会社員からしたら厳しいかもしれません。これを理由にしてなかなか銀行のマイカーローンに手を出せないという人もよく聞きます。


ただこれには対策があって、多少時間がかかりますが、ネット完結型のローンを行っている金融機関を利用することで大抵の場合解消できるかと思います!

銀行のマイカーローンをエクストレイルの購入に利用するメリット

では続いてメリットもしっかり確認していきましょう。銀行のローンの選択肢が初めから無い方もいるかもしれませんが、それはもったいなさ過ぎです。あなたがローンに求めるものをしっかり意識して確認してみてくださいね。

ディーラーと比べて金利が安いうえに最長10年ローンが組める

これが銀行ローン一番のメリットです。金利の安さは折り紙つきで、金融機関によっては基本的な設定がそもそも1%台といった破格な金利も設定されています。


そしてディーラーとの違いは120回(10年払い)という選択も可能な点も非常に大きいでしょう。ライフプランに合わせて支払期間を選択できる点は大きなポイントですね。


エクストレイルは、それなりに値の張る車です。あなたの毎月の予算を考えてみてください。


月々の支払額の上限が厳しいということであれば、回数の理を生かすことで、支払総額が多少上がっても毎月の予算の範囲内で車を購入できるようになります。ということは、不可能だったものが可能になるわけですからメリットが大きいですよね。


月々の支払を抑えてグレードの高い車を利用できるようにするというメリットは、残クレと重なる部分があります。

住宅ローンのように繰り上げ返済ができる

一括返済しかできなかったディーラーローンですが、銀行で借り入れをすると期間短縮や支払金額を軽減できる「一部繰り上げ返済」が利用できます。ボーナスが増えた等の臨時収入があった際に返済額を増やしたりできるのは良いですね。


返済のモチベーションも高まりますので、そういった意味でもプラスが大きいと思います。

銀行ローンを使ったエクストレイルの支払い例!

では、銀行ローンでエクストレイルを買った場合のシミュレーションをしてみましょう。
借入金額はここまでにみてきた、ディーラーと同じ350万円、金利は2.45%、支払い期間は平均的な車両保有期間が7年というデータがありましたので、84回払いで計算します。

各種項目 データ
車両本体価格 3,291,840円
諸費用 238,289円
合計 3,530,129円
支払い回数 84回均等払い
頭金 30,129円
クレジット所要資金 3,500,000円
金利 2.45%(変動金利)
分割支払額 45,384円 × 84回–
支払利息 312,256円
支払総額 3,812,256円



以上のようになりました。
ディーラーのローンでは、5年間で利息分が50万円ほどだったのに対し、銀行のローンであれば7年のローンで30万ちょっとの利息分で済むことになりますので、かなりお得なローンだと言えます。

結局のところエクストレイルの購入にはどれがいいの?

ここまで3者を比較してみました。


月々の支払金額で見ていくと「通常クレジット>銀行ローン>残クレ」となります。


もし残クレで5年後に買い替えることが確定している場合は、残クレが圧倒的にお得です(1.9%の低金利キャンペーン期間中に買えたらの話ですが)。ですが、走行距離制限や事故などのリスクを感じながら5年間乗り続けるのって、意外に苦痛なんですよ


いっぽう銀行ローンは7年間という期間にはなりますが、繰り上げ返済ができたりとメリットがかなりありますし、何より支払が終わればそのまま乗り続けることができます。


もし仮に銀行ローンを借りていて、5年経過時に乗り換えるとした場合の残債が1,089,216円なので、残債よりも高値で売却できる可能性があります


(計算式は3,500,000+312,256-45,384×60=3,812,256-2,723,040=1,089,216)

残債があっても売却可能!?ローンの残る愛車を売却する方法!



ですから、リスクを考えずに自由に車を乗り回せる銀行で借り入れをした方がお得であると私は考えます。


どの支払いも一長一短ありますが、金利が低いトータル面で銀行ローンが優れていると考えられますので、あなたの状況を踏まえて検討してみてくださいね。


左水色

銀行ローンを利用するかどうかは、手間を惜しまないかどうか!


右ピンク

十万単位で利息が変わるのに手間とか言ってるほど余裕なの??


左ギクリ

え、、えへへ


→TOP【2019】残クレ解法バイブル!検討している人も利用している人も!お悩み解消!



お金がない?安く買う努力より、今の車を高く売る方が簡単かも?

新車購入前に、

チェック

  • とにかくお得に購入する
  • 月々の支払を何とか抑える
  • なるべく現金を残しておきたい



と考えている人が多いのではないでしょうか?新たに車が必要となったり、生活環境の変化などで車の買い替えが必要になる時って、お金の問題がどうしてもついてきますよね。


あなたもそうかもしれませんが、新しい車を”お得に買う”という所に目が行きがちです。ですが、、、


左黄色

ちょっと視点をかえてみよー

買い替えなら、今の車を少しでも高く売ることを考えてみては?

実は、実際には新車を値引きしてもらうのって結構難しいことです。結局はオプションを付けてもらうなどして、実質的な値引きは難しいです。


だからこそ、残価設定型ローンなどなるべく月々の支払額を押さえられる方法などを選択しているのだと思いますが、一番効率的に支払い額を押さえられるのってやっぱり今乗っている車の売り方だと思います。


たとえば、一括査定を利用すると、下取りの査定額よりも65万円も高く車を売却できることがあります。因みに査定は無料です。



右青

これだけいけば頭金になるね♪



一括査定の利用の仕方は?30秒の入力で、相場もすぐにチェックできる

一括査定のサービスもいろいろありますが、一番便利なところでは情報入力後すぐにあなたの車の相場がわかるようになっています。


ディーラーの担当者に話を聞くと、最近では下取りをする人よりも、買い取り店などで売却を選択する人がかなり増えているということを耳にします。


店舗や地域によっては、体感的に、下取りよりも買い取り店などでの査定を依頼する人が多いということろもあるくらいだそうです。


新車を買うなら、とりあえず購入先で今の車は下取りをしてもらい、差額を引いてもらおうと考えていると、知らないうちに数十万円の車の価値を見逃しているということも起こりかねないので、注意してくださいね。


愛車の相場を確認してみる→


左水色

たいした手間じゃないし、ためしてみるか。


右ピンク

そんな気楽な気持ちでいいわけ?


左黄色

大丈夫だよ。”試し”に無料見積もりをしてもうつもりが、思いがけない金額がでて、売却という人がかなりたくさんいるみたいだからね。


右ピンク

納得できなければ、売らなくてもいいわけね。


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そーゆーことー